私が大好きなアマチュアゴルファー向けのゴルフコミックです
いけうち誠一先生とは、山梨県都留市出身
高校卒業後、白土三平に師事しアシスタントを務める
1983年4月から『週刊パーゴルフ』に連載されていた
『中島常幸の劇画レッスン』をきっかけにゴルフ漫画で活動を始めました
ゴルフの腕前はシングルらしいです
この記事でわかること
- 荒天時のゴルファーの心理
- ゴルフで起こる異常な心理状態
- いけうち誠一先生が描く、愛すべきゴルファーたち
すべてのゴルファーにお勧めします
このコミックは初心者から上級者すべてのゴルファーにオススメします
ゴルフの喜怒哀楽すべてが書かれています
どれか一つは、共感できる話では無いでしょうか
台風の日にゴルフ
ゴルフは野外のスポーツです、天候に左右されます
自分の場合「嵐のゴルフ」などは経験的に共感できる話でした
私も昔、台風が来ている時にコンペがあり参加しました
台風ですので事前の進路予想図も出ており、当日は台風接近により大雨との予報が出ていました
誰も、中止とは言わず、台風の進路が逸れるだろうとの淡い期待のようなものをいだきゴルフ場に参加者は集合しました
クラブハウスで様子を見ていましたが、「せっかくのコンペだから」との理由で我がコンペチームは嵐の中スタートしました
私達の気持ちとは、裏腹に、台風が近づき、風は強くなり、雨も激しくなりました
150ヤードのパー3で7番アイアンで打ったところ、
ボールはいつも以上に高く上がり、半分の70ヤードしか飛びませんでした
アゲンストの場合は、ドライバーもいつもより5分の3ぐらいの飛距離でした
雨風が強くなり、ゴルフ場も危険と考えたのか、ハーフ終了前にマイクロバスで迎えに来ました
雨風は全然弱くならず、コンペは台風により中止となりました
たまにしかゴルフをプレーできない、まして、ゴルフ場の予約が取りづらかったバブル時の典型的なコンペでした
ゴルフ熱中のゴルファーにとって予約が困難なバブル期の大切なプレー1回でした
なんとしてもプレーしたいとの願望で、台風のさなかスタートして苦い思い出です
ゴルファーは、ほどほどの天気でもプレーしたい気持ちはわかりますが、台風時のプレーはやめましょう
その自分の経験と重なりますので、台風の中でよくやったと思いつつ、自分たちを見ているようで笑えてきました
バブル時の会員権を持たない貧乏ゴルファーの心に響いた作品でした
他人事ではない
ここに書かれているゴルフ場で起きる事は、空想ではなくゴルファーは一度でも経験したことがあるものだと思います
心の動きは、他人が見ても分かりませんが、本人の心な中では、ゴチャゴチャな状態であることが往々にしてあります
特に、ミスショットは、本人にとって地面をクラブで強く叩きたいほどの怒りが心の中に広がります
自分のプライドと、他人からの見え方など気にして平静を装い、再度アドレスにはいります
これはプレーしたゴルファーにしか分からない部分です
「ゴルフは気持ち(メンタル)」はゴルファーの内面にスポットを当てた珍しいゴルフコミックです
コミックとは関係ない質問ですが、朝一のティーショットは自信をもって打てますか?
朝一番のティーグランドは独特の雰囲気を持っています
オープンコンペでは自分の組においても、はじめて顔を合わせて人がいたり、後ろの組が自分たちの組のティーショットを見ています
スタートが遅れている場合は、後ろの1組だけではなく、何組も集まることとなります
打つ時のプレシャーは相当のものです
そんな状況でティーショットを打つわけで、普通の精神状態ではなくなりませんか?
ゴルフには日常では起こらない精神状態の下でプレーすることになる場合があります
「ゴルフは気持ち(メンタル)」にはゴルフで起きる異常な精神状態を描いたものも書かれています
その時の気持ちを、自分では忘れてしまっているかも知れません
読んで、その場面を思い出して、少し胸が痛くなる場合もあるかもしれません
他人ごとではない経験が書かれています
何気ないところに、ヒントが
ゴルファーの失敗の話ばかりではなく、タメになる話もあります
グリーン周りのアプローチで大体10ヤードでの打ち方を、さらっと説明しています
冬場の芝の薄いゴルフでは、大変有用な技術です
題名は「ゴルフはメンタル」ですが、タメになる技術的なことも描かれています
それと、ゴルフプレーでの考えた方が、いろいろな場面で書かれているので、タメになります
ゴルフ上達のヒントがいっぱいです
主人公が成長する
メインキャラクターの神ちゃんのハンディキャップでいうと、初期はHC20前後のゴルファーを描いていましたが、「最高のゴルフ」編ではシングル前の上級者の姿を描いています
メインキャラクターが成長したという設定でしょうか
「最高のゴルフ」編ではストーリーが終盤に来ているため。メインキャラクターの神ちゃんもシングルに近づきグラブ競技会、上級者としてのライバル対決が書かれています
それそれのHCゴルファーの悩みを各編で描いており、大変興味深いです
ゴルフの深淵に心が動かされた
プロの試合でゾーンという言葉を聞きますが、どのような状態か不明でした
無我の境地のようなものとの認識でした
コミックにしてもらうことで、なんとなくゴルフでのゾーンが分かったように感じました
自分もゾーンに入ってベストスコアを出してみたいです
ゴルフはただのボール転がしと考えている方がいらっつぃゃいますが、いろいろなことが起こり、奥の深いゲームのように感じます
このコミックで、さらなるゴルフの奥深さを感じました
「ゴルフは気持ち」にはゴルファーの悩み、ゴルフというゲームの奥深さ、楽しさが書かれています
ただの技術習得コミックではなく、メンタルについての深い洞察があってからこそ、クスと笑えるのかもしれません
「ゴルフはメンタル」と良く言ったものです
まとめ
この記事のまとめ
- 「ゴルフは気持ち(メンタル)」を読むことで、ゴルフの奥深さが知れる
- スーパースターが主役ではなく、私達が主役の漫画である
- 技術書以外も読んで、ゴルフスキルを上げる
- ゴルファーの誰にでも経験があることが書いてある
ゴルフの技術書ばかりではなく、精神面を鍛える本を読みましょう
本ではなくコミックであれば「ゴルフは気持ち(メンタル)」が最高に参考になります
初心者だけではなく上級者にも参考になる事が盛りだくさんです
基本的には一話読み切りですので、どの編から読んでも参考になると思います
- 攻めのゴルフ編
- 守りのゴルフ編
- 考えるゴルフ編
- 強いゴルフ編
- 夢のゴルフ編
- 我らのゴルフ編
- 飛躍のゴルフ編
- 最高のゴルフ編
ぜひ、読んでみてください
ゴルフで楽しい人生を
コメント