ユピテルGST-7 BLEは手軽にヘッドスピードを測れますが、
ヘッドスピードを測っているだけでは、宝の持ち腐れです
「最初はヘッドスピードを計測していたけれど、大体分かったから今は使ってない」
こんな方は多いと思います
GST-7を使った具体的なゴルフ練習場での練習方法について書いていきたいと思います
この記事でわかること
- アドバイスが自分に合っているかの判定をユピテルGST-7 BLE行う
- ユピテルGST-7 BLEを使った練習方法
- 新しいクラブを買う時の指標として使う
- ユピテルGST-7 BLE各種項目の計測方法
必要な物は、ユピテルGST-7 BLE、ノート、鉛筆です
GST-7 BLEはPCにデータを移せるのに、なぜノート、鉛筆と疑問に思ったかもしれません
紙と鉛筆のアナログ文具はゴルフ練習場において、リアルタイムで活用できるからです
今回は、前半にGST-7 BLEを使った練習方法
後半にこの機器の計測に関する、もろものについて書いていきます
練習に興味がある方は前半、計測項目に興味がある方は後半よりお読みください
GST-7 BLEはヘッドスピードを正確に計測する機器ではありません
しかし、大まかなHSを計測できます。一つの指標としては、大変有効な機器と思います
ヘッドスピードへの心構え
いつものスイングを行い、3球の平均ヘッドスピード、
平均ボールスピードを出してみましょう
練習場では、ノートと鉛筆が役に立ちます
思っていた以上に、ヘッドスピードが遅いと落胆しないでください
ユピテルGST-7 BLEを、自分のヘッドスピードを知りたいと思い購入されたと思います
練習場で1球ごとに表示されるヘッドスピードを見て、一喜一憂されたと思います
こんなはずではと思いつつ1球前のヘッドスピード以上の求め、
さらに大振りとなってはいないでしょうか
スイングフォームを崩す原因となってしまいます
まずは、自分のヘッドスピードを受け入れましょう
これが第一歩です。ヘッドスピードアップは他の記事を参考にしてください
アドバイスの適合判断
友人などから指導を受けたアドバイス、読んだ記事の動きが、合っているようであれば、ヘッドスピードが同じまたは早くなりかつ方向性が良くなるはずです
合っていないと、ヘッドスピードが遅くなりかつ方向性が悪くなります
当然ダフッたり、トップしたりします
巷にはゴルフ雑誌・ユーチューブなど、ゴルフスイングについてのワンポイント情報が溢れています
このポイントは自分のスイングに向ているのではないかと、取り入れることが多々あると思います
取り入れたアドバイスが自分に合っているかどうか、ヘッドスピード、方向性、芯に当たるかで判断します。メモを取ります
方法としては、ノートとペンを使います
適合判断の方法
GOOD BAD
CR 568 DR 532
CL 553 CL 544
自分の場合は C:芯を食った R:右方向 L:左方向
D:ダフった T:トップした
数字と、アルファベットで書いています
アナログ的な感じですが、ボールに関しての情報を1球ごとに記載します
- ヘッドスピード
- 方向
- ボールコンタクト
の3点でスイング改造の適合性を判断します
「方向性のナイス」が多かったとか、「へッドスピードが上がっている」とか、「方向性が悪く右側のバッドゾーンに入る」と言った自己分析ができ、自分のスイングの傾向が分かります
家に帰りPCにデータを落としてもよいのですが、ただのヘッドスピードの羅列に感じ、「ミスした」、「ナイスショットを打った」といった実感が伴いません
現場で、ノートに記載することにより自分の脳に言い聞かせています
現場で確認することにより、練習効果が大きいと思います
アプローチ練習(室内練習場)
室内練習場でのアプローチ練習時に、スイングの目安を作るためにGST-7 BLEを使う場合が多いです
アプローチ(AW)クラブで足首の踝まで上げた場合、膝まで上げた場合、腰まで上げた場合、キャリー表示がどのくらいになるかといった具合です
目安にはなります
当然、アプローチのときのボールの位置、ハンドファーストの度合いでキャリーは変わるので、室外の練習場で実際のキャリーとGST-7 BLEに表示される距離との違いを確認しておくことも必要です
室内練習場は、奥行きがなく、すぐにネットにあたってしまい、キャリーを目視できないので、GST-7 BLEの表示飛距離を目安に反復練習をおこなうようにしています
GST-7 BLEに下のクラブ選択項目があり、自分がアプローチで良く使うクラブを選択しています
参考 PW 46°
AW 50°
SW 56°
LW 60°
パター練習
GST-7 BLEは、パターの距離も測定出来るようです
驚きです。この原稿を書くまでは、知りませんでした
ボールから正面に離し約20㎝ その地点から更にターゲット方向に20㎝前に置き、検知センサーを1メートル先の検知エリアに向けます
スティンプ 8.8フィートで計算されます
アプローチの練習と同じで、パターでも距離感アップの練習ができます
ゴルフショップにて
スイングトレーナーをクラブの買い替え時に、ゴルフショップへもっていくことをお勧めいたします
ゴルフショップの計測機は、HS表示を大甘にしているところが多いので、いつも使っているGST-7 BLEを持っていくことことにより、ギャップを埋めることができます
使えない、ハードスペックのドライバーを売りつけられることはありません
冷静にクラブ選びができます
測定方法
取り扱い説明書の仕様欄にはマイクロ波センサー、移動体検知センサー、ドップラーセンサー、Kバンド24Ghz帯と書いてあります
それ以外はブラックボックスです
ここから私の推理ですが、ボールとクラブヘッドの2つを計測していると思います
ミート率を出すのには、ヘッドスピードとボールスピードが必要だからです
実際使ってみて、ボールスピードが、とんでもないヘッドスピードが出る場合があります
1つの数値をもとに係数をかけ、他方の数値を出しているのであれば、2つの数値も整ったものになると思います
とんでもないヘッドスピード値は、計測ミスと考えれば整合性が取れます
GST-7 表示項目
ヘッドスピード、ボールスピード、飛距離、ミート率が表示されます
打ったボールの数も表示します
ヘッドスピード GST-7 BLEは実測と思われます
- 一般男性 38~42m/s
- シニア 33~38m/s
- 一般女性 33m/s未満
(GTS-7では多めに出ます)
ボールスピード GST-7 BLEは実測と思われます
- 一般男性の平均は61.63m/sです
- 男子プロの平均は75m/sです
- 女子プロの平均は63m/sです
飛距離 独自の係数をヘッドスピードに
ボールスピードからの係数を掛けた計算値
飛距離 = ボール初速×4
(GTS-7は飛距離に関して厳しいので、係数は3.6とかかけていそうです)
ミート率 計算式で
ミート率 ボール初速 ÷ ヘッドスピード
計算式にて表示していると考えられます
ドライバー 1.3~1.4
7番アイアン 1.2~1.24 と言われています
理論上1.56が最高値と言われますが、GST-7 BLEではそれ以上の数値がでます
トラックマンとの比較
トラックマンとGST-7 BLEとのヘッドスピード比較で、GST-7の数値がおかしいと言われますが、考えてみてください
小型乗用車1台買える機材と、幼児用自転車も買えない機材を比較することじたい、無意味と思いませんか
ヘッドスピードはトラックマンが厳しくユピテルはおおらかです
ボール初速はトラックマンが厳しく、ユピテルはおおらかです
このような感じで、考えてみたらいかがでしょう
しかし、飛距離は、だいたい同じような数値が出ます
PWのコントロールショットはトラックマンが正確です
まとめ
せつかく、GTS-7BLEを購入したから、とことん使い倒しましょう
この記事のまとめ
- ヘッドスピード測定以外の使い方
- GTS-7BLEとメモ帳を使った練習方法でスキルアップ
- パッティング練習でのGTS-7BLEの使い方
- GTS-7BLEの測定評価と考え方
1万円台で手に入るGTS-7 BLEは手軽に、自分自身のスィングを客観視してくれる道具です
他の高価な機材と比較すると精度において劣りますが、持っていて損はない機材だと思います
私にとって、現状確認とスイング作りの強い味方です
ゴルフで楽しい人生を
コメント